I-12-8. 各種ネットワークサービスの開始

ネットワークサーバ運用管理の目的、内容、特徴などについて述べ、各種ネットワークサービスの設定方法やサービス開始の手順を解説する。また、well-knownポート、/etc/servicesによるサービスの定義など、ネットワークサービス設定に必要な知識について説明する。

【学習の要点】

* サーバの運用管理は、システムがどのような状態なのかを把握し、未然に防ぐことができる異常を事前に検知して、正常な状態を維持することが目的であることを理解して行う。

* ネットワークサービスに使用されるポートには、well-knownポートとよばれるTCP/IPの主要なプロトコルで使用されているポート番号が存在する。

図I-12-8. 代表的なWell-knownポート

【解説】

1) ネットワークサーバの運用管理

* 運用管理をする目的

サーバの運用管理は、システムがどのような状態なのかを把握し、未然に防ぐことができる異常を事前に検知して、正常な状態を維持することを目的とする。

* 運用管理内容

サーバの運用管理には次のような内容がある。

- ログ監視

サーバで出力されるログを監視し、異常なログが出力されていた場合に対応を行う。

- サービス監視

サーバで起動しているべきサービスを監視し、サービスが停止していた場合、復旧作業を行うとともに原因の調査を行う。

- パフォーマンス・リソース監視

サーバのパフォーマンスが期待値どおりの状態であるかどうかを監視する。

2) 各種ネットワークサービスの起動

各種ネットワークサービスを起動する方法を以下に説明する。

* 手動での起動

- serviceコマンドを使った起動

# service <サービス名> start

* サーバ起動時の自動実行設定

- chkconfig による設定

以下のコマンドを実行することによって、サーバ起動時にサービスが自動実行される。

# chkconfig <サービス名> on

3) ネットワークサービスの設定

* well-knownポート

TCP/IPの主要なプロトコルで使用されるポート番号のことをwell-knownポートという。代表的なものに、FTPが使用する20番と21番、SSHの22番、SMTPが使用する25番、DNSの53番、HTTPの80番、POP3の110番などがある。well-knownポートとして知られている番号以外でこれらのサービスを提供することも可能だが、その場合には事前にサービス提供のポート番号をクライアントへ通知しておかなければならない。

* /etc/services

どのサービスがどのポートを使用しているかを記述したファイルである。このファイルは単なるリストであり、ファイルを編集しサービスとポートの組み合わせを変更しても実際に起動するサービスには影響しない。このファイルは、well-knownポートのメニューとして位置付けることができる。

OSS Course Naviのコンテンツは IPA OSS モデルカリキュラムを基としています。

フォーラム会員企業専用

記事配信

コンテンツ配信

ユーザログイン