I-12-4. キャパシティ計画の立案からキャパシティ監視まで

ネットワーク管理に必要な個別の作業のうち、ネットワークサービスのリソース最適化を担い、もっとも複雑で重要な作業であるキャパシティ管理について説明する。キャパシティ計画の立案、キャパシティ評価指標の決定、キャパシティ管理における監視方法などについて述べる。

【学習の要点】

* 実際のシステムから得られた情報をもとにキャパシティ計画を立案することで、予測される将来の需要に対して対応できるようにする。

* 計画されたキャパシティが適切に守られているかどうかの監視は、取得した情報に閾値をもうけて超過もしくは割り込んだ場合に異常を通知して行う。

図I-12-4. キャパシティ管理のグラフ

【解説】

1) キャパシティ管理

キャパシティ管理は、コストに見合ったITキャパシティを提供し、現在および将来のビジネス要件と整合させることである。

* キャパシティ計画の立案

事業戦略と計画を使用して、将来の資源要件を予測する。実際の運用時における状況を都度見直し、大きな変更があった場合には、計画を再立案する必要がある。

* キャパシティ評価指標の決定

キャパシティ評価の方法には、利用データのスプレッドシートを使用した将来の予測や、数学的技法による予測がある。キャパシティの計画の策定に当たっては、これらの予測データを利用する。

2) キャパシティ管理での監視方法

* キャパシティ管理の監視方法

キャパティ計画に基づいた閾値をもとに監視を行う。閾値を超過したり、割り込んだりした場合に警告を発する仕組みを導入する。閾値の設定に当たっては、実際の計画にもとづいた数値より厳しい数値を設定することで、キャパティ計画を維持できるようにすることが望ましい。

* 体制

キャパシティ管理の責任者として、キャパシティマネージャを配置する。

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